みなさま、こんばんは。株式会社オヅロジの小津雅俊でございます。
本日は、自宅でWEB講習を受講しました。今回の講習では、AIによる画像認識機能を用いて6時間の講習中に離席の有無を数分毎にパトロールされる仕組みになっておりました。一昔前では考えられないことです。
私自身は会社員時代にとても多くの講習を受講させて頂きましたが、30分から1時間程度の移動時間を費やし、現地で受講したものです。新型コロナの流行後と前では様々な「常識」が一変しました。今回のAIの画像認識というのは技術的には、実はかなり前からあったそうで、研究自体は50年前からされていたそうです。40年前の1980年代になると医療分野などで実際に使われるようになりました。ですが、逆に考えると私たちの身の回りにその技術が使われるようになるまでにはかなりの時間を要したと考えられます。大きな理由は、以前の常識ではあまり必要が無かったからです。
新型コロナの流行によってDXも進み、良くも悪くも半ば強制的にテクノロジーが必要になりました。例えば今回の自宅でのWEB講習について考えると、一昔前では、「会場に行き、先生の言うことを直接聞くことで、テキストを読むより深く知ることが出来る」と信じられていました。ですが、どういった形式で講習を開いても結局のところは、「受講者の姿勢」によって理解度は決まると改めて感じました。例えば、今回のAIパトロールでもその場に居れば問題がないので、ワイヤレスイヤホンでvoicyやYouTubeを聞いていても、理解度は上がりませんが、受講修了書は発行されます。逆に会場で直接先生の話を聞いても、居眠りをしていても受講修了書は発行されます。もっと言うとWEB講習でも不明な点があれば電話で直接聞くことが出来るので、会場に行って直接聞くのと何ら変わらない効果があります。
今後、技術革新により一層の変化があると言われております。物流業界で言うと、自動運転が2030年には一般的に普及され、ほとんどの自動車が自動で動いている状態になると言われております。また、AIによるディープラーニングは、量子コンピュータの出現により次のステージに行くことが期待され、一気に特異点を突破するかも知れません。時代の変化には対応しなければなりません。対応できなければ、生き残れないからです。
自動運転があと数年で本格化される中で、特に高速道路においては全自動になるため、今から幹線便に力を入れても後の祭りです。更に申しますと、現在の売上が幹線便の割合が多い運送会社は、ビジネスモデルチェンジが急務と言えます。幹線便の売上が100%の会社は、今後は全自動になるため、売上が0になってしまうからです。今回の新型コロナの影響で、飲食業界や航空業界などかなりの変化を強いられたと思います。我々、物流業界も他人事ではなく、10年以内に次はコロナではなくテクノロジーによって、変化を求められる時代がやってくると考えます。そういった環境の変化に対応しながら着実な経営を進めていきたいと思います。それでは、1日お疲れ様でした。明日からも良い日常をお過ごしください。