みなさま、おはようございます。
本日のテーマは「整備管理者」です。なぜこのテーマかと言いますと昨日、整備管理者選任前講習を受講してきたからです。さて、みなさま、整備管理者はご存じでしょうか?運送業界では、必須資格となっております。トラックは、出庫前に「日常点検」を行い、「点呼」をしてから「出庫」となります。整備管理者は、「日常点検」のプロです。また、トラックは日常点検の他に、「定期点検」と言われるものが法令で定められております。この「定期点検」は、運輸局の認証を受けた整備工場へ依頼しなければなりません。また、3ヶ月に1度の実施が必要で、各車両の整備計画を策定し遂行するのも整備管理者の仕事です。
日常点検や定期点検を怠ると車両事故の発生原因にもなるため、日々の点検が重要です。
では日常点検内容はどのような項目があるのでしょうか。
大きく分けるとブレーキ、タイヤ、バッテリ、原動機、灯火装置及び方向指示器、ウインド・ウォッシャー及びワイパー、エアタンク、運行において異常が認められた箇所の8項目です。この8項目を事業車両は1日1回、その運行前に実施することと定められております。また、定期点検では、業者に依頼し任せますが、タイヤのローテーションや冷却水の交換、ブレーキオイルの交換、エンジンオイル及びオイルフィルタの交換、エアクリーナーエレメントの清掃あるいは交換、その他必要な個所の点検整備などについては計画的に実施することが望ましいとされております。
上記のことは、事業用車両について述べましたが、みなさまの自家用車両はいかがでしょうか?12か月点検や車検だけという方が多いのではないでしょうか。たまには日常点検をしてみてはいかがでしょうか。特に長年愛用されている車は必要になってくると思います。最近では、YouTubeに多く日常点検のわかりやすい説明動画がアップされていますので、ご参考にしてください。講習を受講し、日常点検を怠ったがために発生した様々な事故を拝見しました。襟元をただして、管理徹底し、「便利なモノ」を「凶器」にしないよう努めて参ります。
みなさまにおかれましても、事故なく安全に平穏な日々を過ごして頂けますよう心よりお祈り申し上げます。
それでは、よい1日を。