みなさま、おはようございます。社長の小津雅俊です。
12月になり、年の瀬に向けていかがお過ごしでしょうか?
1年を振り返ったり、お年玉を準備したり、ご挨拶周りだったりとバタバタする時期ですね。
さて、今回は、「それって本当に当たり前??」というお話です。
私には高校からの付き合いで、仕事上での立場は、管理者であり、部下を数名抱えている友人がいます。
彼は、とても仕事も頭の回転も早い、いわいる「仕事が出来るひと」です。
そんな彼と昨日、30分ぐらい会話している中でこんな話題になりました。
私「最近どう?忙しい?」
友「ん~、まあな~。もうちょっと部下たちが売ってくれればな~。」
私「あーなるほど、確かに難しい問題やな」
友「いや違うねん。部下達は、Winwinを分かってないねん。営業する時に自分の要求ばっかりお客さんに言って、相手も得になるような話をせーへんねん。自分の要求ばっかり言って相手にも得がなければ嫌がられるやん。そんなん当たり前のことやろ?」
私「確かに。それは当たり前のことやなー」
この会話をしているときは、本当に当たり前やなーと思いましたし、おそらくこの文章を今見た方も当たり前やなーと感じたのではないでしょうか。
ですが、よくよく考えると、プライベートの会話で自分の事ばっかり相手に押し付けるように喋っているひとはあまり見かけません。
たまに男性でそういうタイプを見かけますが、少数派です。
ほとんどの男女が、普段の会話はスムーズに、あまり相手に不快感を与えることなく、会話を終えています。
で、なぜ営業になるとそれが難しくなるのでしょうか。
彼の会社は、ノルマも厳しく、日々数字に追われるそうです。
ほとんどの営業は、ノルマが厳しいので、数字を追っかけ、自分の要求ばっかりをお客さんに伝えてしまうのだと考えます。
そんな強烈なプレッシャーをはねのけ、きちんとお客様と向き合うことができる人間は特別です。
なぜ特別かというと、彼は、若いころから売上も圧倒的によく、管理職まで昇り詰めた上位20%の人間です。
彼の言う「当たり前」が他の80%の方が出来ないからこそ、彼は他の方より成果を出せたし、管理職にもなれたのだと思います。
当たり前とは、「ごく普通のさま」です。ここでは、80%の方がごく普通です。
詰まるところ、今回の彼の言う「当たり前」は当たり前では無かったということです。
こういった「当たり前エラー」はいたる所に発生していますので発見すると面白いですよ。
ちなみに、その後、友人の彼には、部下たちは全く悪くないよと伝えときました。
なぜなら80%の方が出来ないということは、部下達が悪いのではなく、組織の構造上の問題だからです。
以上、 「それって本当に当たり前??」というお話でした。それでは、ご安全に~!!