〇成長力
みなさま、こんにちは。近畿地方は、最近、雨が続いております。今年は8月から雨が多い年ですね。さて、今回のテーマは「日進月歩」です。日進月歩の意味は、絶えずどんどん成長し、成長スピードが速い様を表す四文字熟語です。意外と多い勘違いですが、この言葉を着実に成長すると記憶されている方がいらっしゃいますが、日進月歩は着実ではなく、とんでもないスピードで成長することを指します。着実に成長する様を表す言葉は、大器晩成や雨だれ石を穿つ(長い年月をかけて、雨のしずくが石に垂れ続け、ついには石に穴が開いたことが語源)などがあります。全く成長しない様は、旧態依然や月並み、どんな人でも必ず衰えることから、栄枯盛衰や盛者必衰などがありますよね。
〇吸収力
成長するスピードの速い代名詞が、やはり「子供」ですよね。5歳になる娘が、6月から英語を習い始めましたが、まさしく日進月歩で成長しております。1回30分で週2回のレッスンですが、始めたあたりの会話は、こんな感じでした。先生「好きな色は何ですか?(what color do you like?)」娘「アッポーな色!!(赤色が好きです)」と答えていました笑。それが今では、ネイティブな発音で「I like yellow!!」と答えていました。赤じゃなかったんかいと心の中でツッコミましたが、成長の速さにびっくりしました。
〇本題
私(大人)が娘(子供)に負けている能力は、吸収力です。これを支えているのは、素直な気持ちと好奇心ですが、特に大人になると経験値が増えるので、どちらも薄れていくように思います。逆に子供より大人の方が、優れているのは経験値による「判断力」です。子供を間違った道に行かないように導くことができるのは、判断力が優れているからです。また、大人は判断力が高いため、防衛本能で危険な道を回避しようと考えます。素直な気持ちも薄れ、好奇心も無くなり、危険も侵そうとせず新たな経験もしなくなるので大人は成長がとまり、月並みになっていきます。時代が日進月歩で進む時代に月並みのままでは取り残されてしまいます。吸収力は意識するだけトレーニングできると思いますので、私も子供の頃はもっていたであろう、吸収力を取り戻したいと思います。それでは、よい1日をお過ごしください。